TOTTORI Log

きままに鳥取を『Log』します

Log式撮影思考『Logism』

Logです。

今年はLogの方でもフォトグラファーとして活動することを増やしたので一部界隈では写真のイメージがついてきたかと思います。と言っても記録写真のような撮影が多かったので、普段僕が撮っている写真の雰囲気を感じ取れるのは燕珈琲で行った展示くらいでしょうか。普段の撮影と記録撮影では思考だったり視点がまるで違ったのでその辺りをアウトプットとして書き出せたらなと思い認めています。

今年に入ってから行った記録撮影の一つはランタンフェスティバルの撮影です。燕珈琲が主催というのもあったかもしれませんが、普通に良い画が撮れそうだったので行くことにしました。データ渡したら参加費無料という特典付きでしたしね。

記録撮影はのようなパシャパシャと枚数を撮る撮影はあまりしてこなかったのでその辺のノウハウはあまりなかったのですが、とりあえずボツの枚数を少なくしようと露出設定を色々試しました。暗所での撮影だったので露出を得るのが難しいです。シャッタースピードを遅くすると被写体ブレを起こしてしまいますし、かといってISOを上げすぎると今度はノイズがのってしまいます。絞りは問答無用で開放なんですけどね。

この場合どちらを取るかというともちろんノイズを我慢してISOを上げます。被写体ブレを起こしている時点でボツになる可能性が非常に高いからです。昨今、AIの発展が凄まじく、多少のノイズであれば強力なノイズリダクションによってディテールを保持したままノイズを低減することができます。いつもありがとうAdobeさん。

これは撮影の視点というよりかは今までの経験がその選択をしただけなので、自分の撮影スタイルであったり後処理のバリエーションだったりで変わってくると思います。暗所であれば大体似たような設定になるかと思います。

だけど記録撮影で1番大切なのは設定とかではなく、データが存在していることだと個人的には思っています。

そして、最近印象に残っているのはmedel coffeeが開催した喫茶イベントでの撮影です。撮影というか単純にみずうみ喫茶のイベントに参加したくて参加したのですが、おそらくメインターゲットが西の方々だったのと一人で行って大丈夫か不安だったので行くのを迷っていました。ですがギリギリ予約が取れ、DMで写真撮ってください!と言われたので自分の中で撮影という気持ちで安心して参加できました。

さて実際に現地での撮影ですが、直近で新しいレンズを購入しておりそれがまた自分の中で神レンズだと思っている最高のレンズだったので、それを使うことだけは決まっていました。あとはノリで何とかなる。現地で何とかします。

みずうみ喫茶の店内はシックな雰囲気でチャーリーさん(medelオーナー)の服装ともマッチしていました。背景に程よく距離もあったのでドリップしている姿を撮るのにもボケを活かせることができます。

マニュアルフォーカスだったのでなかなかピント合わせに苦労しますが、バチピンがきた時の写りはキレキレです。

主題だけ写すのもいいですが、手前の雑多間を入れることで奥行きを出すことができます。前景を入れることができる場合には、意識してみることで写真はかなり変わると思います。今回はたまたまレンズの特徴と僕のレタッチの特徴がみずうみ喫茶の店内に合っていたのでなかなか満足のいく仕上がりになりました。

3周年記念の時も撮影させていただいたのですが、medelの店内は暖色寄りの雰囲気なので暖かみのある写真に仕上がります。同じ珈琲屋さんでも環境によって雰囲気はかなり変わるので、みずうみ喫茶でのイベントにも参加して良かったなと思います。色々な環境で撮ってみたいと思います。

一方の作品のように仕上げる撮影は、割と自分が心地よい構図を探すことが多いです。

f:id:tottori_log:20231012235159j:image

自然写真をメインとしていて、自然が作り出す美しい曲線だったり倒れた花だったりによく目がいきます。あんまり人が見てないような所を撮りたいと思っているからですかね。有名スポットのテンプレ構図に憧れてた時期もありましたが、どうしてもレタッチ勝負になるので自分の視点は表現できません。最近は自分の視点を大切にした写真をよく撮っています。この辺はまだ言語化しきれないのでこれくらいで。

f:id:tottori_log:20231012235640j:image

とまぁダラダラと書き連ねましたが、実際はそう深くは考えていません。記録写真は写真が撮れているということが大事ですし、作品写真は自分が納得いってないと話になりません。本質さえ捉えていれば僕的にはオッケーです👌

f:id:tottori_log:20231013000115j:image

写真を始めて7年にもなると勝手にノウハウが蓄積されるので他の人にそのノウハウを伝える機会が出てきます。僕のノウハウも結局他の人のものなので惜しみなく放出します。ノウハウだけで写真撮れたら苦労しないですし、同じ写真は撮れませんからね。『Logism』でなんかそれっぽくしていきたいと思います。